先日入院したお話をしましたが、病院食についてもご紹介しておきましょう。
今回入院したのは急性虫垂炎のせい。
大腸ががっつり炎症を起こしているので、固形物は食べられません。
そのため、噂に聞いたまずい病院食が登場しました。
これは入院2日目の夕食として出てきたものです。
かにみそ風味のおかゆをさらに薄めた液体
豆をつりずぶした魚の味のスープ
ほとんど塩気のないお吸い物
リンゴゼリー
ジュース
見るからにまずい見た目ですよね。
しかしですね。
これが絶品なのです。
なぜかというと入院1日目に出たご飯はほとんど固形物がなく、かつ味もしないスープみたいなものだけでした。
点滴はしているので水分や栄養はだいたい足りているのですが、口から入るものに味がないって本当につらいんです。
テレビで鹿が石を舐めて塩分だかミネラルを取っている映像を観たことがありましたが、あの鹿の気持ちがよくわかります。
人間って塩分が無いと生きていけない。
と身体が教えてくれるのです。
だから、入院当日の病院食はうす味すぎて超まずい代物でしたが、2日目の病院食は先ほどの写真のようにまずそうですが超美味しかったのです。
だって、1日目と比べるとちょっとですが確かに塩分を感じる!
塩分って素晴らしい!
体中にミネラルが染み渡っていくのがよくわかるのです。
だからあんなまずそうなのに、全然残さずいただきました。
よく病院食を残す人がいるそうですが、あれってお腹が空いていないからかもしれませんね。
入院中って全然運動しないので、お腹もあまり空きませんので。
さて、入院3日目の病院食です。
豪華です!
こんなの普段だったら粗食のうちにはいります。唐揚げもないし、コロッケもないしお肉もみあたりません。
なんとなく昔の日本人が食べていたような本日のラインナップですが、これがまた絶品なのです。
昨日よりまた塩分が増していて、身体に染み渡る!
塩分最高!
そしてかなり固形物が増えました。
固形物が喉を通っていくあの感触も懐かしい感じです。
たった3日ですが、食を絶つってかなり人間の五感に変化を与える物なのですね。
今回病院食を3日いただいて人間の身体の不思議や、食事が人間にあたえる影響がよくわかって面白かったです。
もちろん3日目の病院食も残さず完食です!
ちなみに病院食は全部食べる必要はなく、先生からも食べきれなかったら残すように言われていました。
お腹の調子が悪くて入院しているので無理に食べる必要ないですもんね。
※入院の様子はこちらの記事から